多くの鉄工所・工場でモノを削っている主力機械にマシニングセンタがある。
モノを削って、キリで穴を空け、タップでねじを切り、リーマで穴を仕上るが、
この20年は、生産加工技術の低下と言うか、コストダウンで、
面で荷重を受ける摺動タイプから、
平面ベアリングで荷重を受けるLMガイドタイプになってきた。
大型のプラノミラーとかを使える人間が居なくなり、
面を仕上げるキサゲ技術を有する人間を育てられなくなって、
何よりコストダウンだ!と、簡単に作れるLMガイドに置き換えてきた。
基本は、マシニングセンタの設定された使用期間が短くなって、
安ければいい!という、安かろう、悪かろうな加工機械になってしまった。
で、LMガイドは寿命があって、じわっと摩耗する、、これはベアリングの宿命。
で、LMガイドモデルの想定寿命から推定すると、
某メーカーの場合は、精度を確保出来るのは、5年だろうか?
平田機工の社長が言う、精度が要らない部品を削るメーカーは、
昔から精度低下が凄いので、元から長持ちせずに
簡単で精度不要な部品専用!に転用されるまでに期間が短いのだが、
LMガイドがキチンと摩耗しないから、前と後ろで摩耗の具合が全然違う。
従って、マシニングセンタのY軸が異常に傾いて、調整では追いつかない。
まぁ、5年で終わる機械、10年持たせたんだ、、褒めてくれよ。
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