2014年10月17日金曜日

今はもう無くなったトランスアクスル・アルファロメオに世代交代を物思う

トランスアクスルは、FRレイアウトでは究極なのだが、

コストアップ故に通常採用される事は無い。

なのに、トランスアクスルを採用していた一時期のアルファロメオは、

特筆すべき存在であった。

だが、アルファロメオと言いながら、

フィアットのエンジン搭載とかGMのエンジン改装でお茶を濁した奴は、、、

と古い1750GTVに乗る知り合いは、4Cに期待はしていたが、

買うならケイマンかなぁ、、アルファは持っとく、、と呟いていた。


トランスアクスル時代のアルファは、別物だという評価があって、

残っていくのは、トランスアクスル世代アルファであって、

FFアルファはその部品品質と進み過ぎた電子化で急速に減少していくだろう。

156ですら先日久しぶりに見たのだ、近くにGTVも生息しているが、

そろそろ最終型でも10年だし、、

久留米だから筋金入りの変態さんがバックアップしているのだろうが、、、


アルファロメオも、マセラッティも、ランチアも、フェラーリも、フィアットになってしまった。

ファラーリと、フィアットの存在意義も、ヒエラルキーの中で立ち位置も変わらないが、

マセラッティと、ランチアと、アルファロメオの立つ位置が少々難しくなってしまった。


アルファとマセラッティが重複するから、アルファロメオが追いやられて、フィアット寄りになった。

トランスアクスル?自前エンジン?FR?何言ってるの?

GMからフロアパンと、エンジン持って来るよ!

フィアットはFFだもん、アルファロメオもFFだよぉ!

アルファのV6、、オペルのV6で良いじゃん!


その結果、8Cも、4Cもマセラッティが生産する事になって、


アルファロメオは、世代交代に失敗し、従来ユーザーを失ってしまった。

トランスアクスル世代のアルファロメオユーザーは、フィアット化したアルファロメオを拒絶した。


世代交代に成功すれば良いのだけれど、、失敗すると大変な事になる。

アルファロメオも、ランチアも、失敗してしまった。

日本ではランチアは、開店休業、、

アルファロメオは従前のオーナーに売る車が無くなって今に至っている。


ポルシェは世代交代で、水冷化したと同時に多くの作業が消えた。

タペット調整も無くなったし、短距離でのエンジンオイル交換も無くなった。


管理の簡略化はユーザー負担を減少させるが、

ショップ・ディーラーの利益も減少させるのだ。

でも、ポルシェは世代交代に成功して今に至っている。


GMエンジンのアルファから無くなったタイベル御布施は魅力的だったが、

もはやアルファのアレーゼ工場も無く、新エンジンの開発をする余力も無い、、

自動車会社の技術力は、新エンジンの開発数で決まる、、

もはや多くのメーカーは自社エンジンの開発を断念している。


トランスアクスル世代のアルファが、最後のアルファだったのかもしれない。

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