2018年11月17日土曜日

精度低下を制御で逃げる手法に物思う

機械構造的に精度を詰めて行くのには、

手間も、経費も、嵩み過ぎてしまう。

馬力を上げる為には、高圧縮比化、高回転化がメインだったけれど、

精度を上げる必要の無いターボ化が、全ての元凶なのかなぁ、、

(鉄製ピストンがターボ対策の最終手段だが、)

ターボで高回転すると、最終的には手間と材料に注ぎ込むモンが凄まじくなる。

制御が欠けていた時代のチューニングは、毎日がブロー、

でも、制御でなんとかする時代になって、

そこそこやっているトコに、

ターボ化してギリギリの強度しか与えないのがメインに、

高性能を求めるには、それに比例する経費を必要とした時代

今は、ポルシェも必要最低限の余裕しか無いから、

ブローは深刻になった。

そして、急速に性能低下して、心地良さが短時間しか保てない、

だから、フルに走れない、、

でも、、フルに走れる場所も無くなったから、

問題無いか、、、

そんな、こんなで、最低限の余裕しか持たせず利益を確保する現在の手法は、

真の贅沢品では無いので、

ヴェイロン価格がそこまで上がる訳だ。

ボディを完璧に修正し、補強し、

エンジンをブロックから面出し修正し、

クランクがスムースに回転するまで仕上げ、

勘合確認しつつ、スムースに組み上げた奴を乗せ、

そこそこのハイグリップタイヤ履かせて、

愉しみたいけれど、、

今なら、サイズ的にアルファの4Cか、

だから、ユーノスロードスターに固執するモンが居る訳か、

ほどほどの大きさ、ほどほどの出力で、詰めて居ない足、

それがベストになる訳で、

常用250キロオーバーのタイヤのコーナーリング性能は、

日本で許される速度では、官能的に対応して居ない。

速度域・走行域を限定して、最も気持ち良い車を作るのであれば、

普遍性を欠かないと、、、

そのバランスを突き詰めて行くと、90年代の車が、

我々の維持も含めたベストバランスになる訳だ。

精度を制御で誤魔化すアンチテーゼとして、

ネオクラシックはのこっていくかな?

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