機械構造的に精度を詰めて行くのには、
手間も、経費も、嵩み過ぎてしまう。
馬力を上げる為には、高圧縮比化、高回転化がメインだったけれど、
精度を上げる必要の無いターボ化が、全ての元凶なのかなぁ、、
(鉄製ピストンがターボ対策の最終手段だが、)
ターボで高回転すると、最終的には手間と材料に注ぎ込むモンが凄まじくなる。
制御が欠けていた時代のチューニングは、毎日がブロー、
でも、制御でなんとかする時代になって、
そこそこやっているトコに、
ターボ化してギリギリの強度しか与えないのがメインに、
高性能を求めるには、それに比例する経費を必要とした時代
今は、ポルシェも必要最低限の余裕しか無いから、
ブローは深刻になった。
そして、急速に性能低下して、心地良さが短時間しか保てない、
だから、フルに走れない、、
でも、、フルに走れる場所も無くなったから、
問題無いか、、、
そんな、こんなで、最低限の余裕しか持たせず利益を確保する現在の手法は、
真の贅沢品では無いので、
ヴェイロン価格がそこまで上がる訳だ。
ボディを完璧に修正し、補強し、
エンジンをブロックから面出し修正し、
クランクがスムースに回転するまで仕上げ、
勘合確認しつつ、スムースに組み上げた奴を乗せ、
そこそこのハイグリップタイヤ履かせて、
愉しみたいけれど、、
今なら、サイズ的にアルファの4Cか、
だから、ユーノスロードスターに固執するモンが居る訳か、
ほどほどの大きさ、ほどほどの出力で、詰めて居ない足、
それがベストになる訳で、
常用250キロオーバーのタイヤのコーナーリング性能は、
日本で許される速度では、官能的に対応して居ない。
速度域・走行域を限定して、最も気持ち良い車を作るのであれば、
普遍性を欠かないと、、、
そのバランスを突き詰めて行くと、90年代の車が、
我々の維持も含めたベストバランスになる訳だ。
精度を制御で誤魔化すアンチテーゼとして、
ネオクラシックはのこっていくかな?
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